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【守らなかった約束の代償】 誰かに呼ばれた気がしても、絶対振り向いては駄目です。

454 : 本当にあった怖い名無し : 2008/01/25(金) 14:24:07 ID:94eC9EyF0
6年前の話になりますが、私がある美容院に勤めていた時の話です。
その店舗は、明るい雰囲気で「霊」などという言葉とは、まるで無縁の雰囲気でした。
ただ、たまに「自称霊感がある」お客様から、
「ここは、男性の霊がいる」「受付の辺りから、男性の話し声がしている」
指摘される事がありました。

スタッフは、あまり気に留めていなかったのですが
たまたま、チェーン店の一つで、「お化け騒ぎ」があり
ついでだからと言う事で、心霊駆除で有名だとか言う僧侶を呼んで
「お払い」をしてもらうことになりました。
ハッキリ言って、私にはオーナーも馬鹿馬鹿しい事を信じるんだなぁ、と言う気持ちしかありませんでしたが・・・。

実際、当日現れたのは、「織田無道」のような、いかにもの姿の(首に太い数珠をぶら下げ、下駄を履いているような)
身体のやたら大きな僧侶。
本部の美容室本部のスタッフも、2人付き添ってきて、大層、大袈裟な気がしました。



455 : 本当にあった怖い名無し : 2008/01/25(金) 14:42:41 ID:94eC9EyF0
本部のスタッフ曰く、例のお化け騒ぎのあった店舗には
霊はいなかったとのこと。
地鎮祭だけしてきて、電気配線が接触不良なのを直して来たそう。
どうやら、電気がついたり消えたりするのを怖がった若いスタッフが
言い出した噂だったようで、何ともお粗末な結果でした。

さて、私たちのお店はと言うと、
その僧侶は、しばらく店内を歩き回っていたのですが
「このお店は、全ての窓が羽目殺しで、開かないことが、不純なものを溜め込む結果となっている」
などと言う内容の事を話し
誰も説明していない(本部スタッフも知らない)のに、受付の前に、『塩、酒(水だったかも?)、米』を並べました。


客が入る前の30分ほど、私達スタッフ、本部スタッフもお払いをしてもらい、
特に私達スタッフ6人は、杓子(?)で身体をバンバン叩かれました。

読経の後
「かなり、強い悪霊がいます。今、この塩や、酒に霊を封じ込めましたから
午前中のうちに、川に流すか、神社の裏に誰にも見られないように、コッソリ埋めてきてください」
「ただし、埋めたり流したりした後、店に戻るまでは、絶対振り向かないで下さい。
誰かに呼ばれた気がしても、絶対振り向いては駄目です。車で行くのも止めて下さい」
「これから、店舗のドアは開けっ放しにする事」

と念を押され、僧侶は帰りました。

その時もまだ、私達は、僧侶の声が馬鹿でかかった事や、大袈裟な話に
大笑いで、話半分に聞いていました。
そして、それが、その後の間違いにつながったのです。



458 : 455続き : 2008/01/25(金) 21:07:32 ID:94eC9EyF0
結局、次の日の午前中、私(店長)とサブトレーナー(以下S・T)で
神社に埋めるのは、あまりに怪しいので、近所の川に、お供え物を捨てに行くことになりました。
実は、お払い当日S・Tは、店を休んでいたのですが
上でも話した通り、まだ私達は、霊だとか呪いだとかを深く考えていませんでした。
S・Tと私は仲が良かったので、お店での開店前のありふれた掃除や所要から解放され
お散歩気分で川まで15分ほどの道を歩くのは、むしろ楽しそうに感じられたほどです。


川に着いて、私がお供え物を捨てようとすると
S・Tが、
「店長、水の入っている瓶って、そのまま捨てちゃ駄目ですよね?中身だけ捨てましょう」
と言い出し
『それもそうだ』
と思った私達は、水の入っていた瓶、米や塩の入っていた袋は持ち帰る事にしました。

そして帰り道、しばらく歩くとS・Tが、ふと立ち止まり
「あれ?誰か呼びました?」
と聞くのです。
私が
「またまた~~w」
と笑うと
S・Tも
「そうですよね~ww」
と、笑顔で返し
その時、目に付いた青いゴミ捨て用のコンテナ
「これ、やっぱり持って帰るのは気持ち悪いから、あそこに捨てていきます
と言って、私の手から、袋と瓶を取り上げると
コンテナに向かって、走っていきました。



459 : 本当にあった怖い名無し : 2008/01/25(金) 21:21:46 ID:94eC9EyF0
その時、コンテナが進行方向より、少し後ろ
つまり、行き過ぎた後、戻る状態で
「振り向いた」と言えなくも無い場所だったのが
気になったのですが
何度も言うように、
もとから今回の話を舐めてかかっていたので、それほど真剣には考えませんでした。


お店に戻って、10分ほどした頃でしょうか。
S・Tが
「何だか気持ちが悪いので、横になっていていいですか?予約が入ったら起きますから」
と言ったときも、
霊現象=S・Tの体調が悪くなった事
と繋げて考えず、スタッフルームで横になってもらいました。

中には、気持ち悪がる子もいましたが
ハッキリ言って、仕事が出来るタイプのスタッフ達は
S・Tの調子が悪いと忙しくなるなぁ、くらいにしか思っていなかったと思います。

ここでS・Tのパーソナリティを説明すると
「年齢21歳。真面目で裏表がなく、スポーツ推薦で高校にも進んだ健康優良児。
いままで病気らしい病気はしたことが無く、ここ1年も遅刻、病欠は皆無」
と言う子です。

ですから朝から4時まで寝続けて、
「やっぱり、どうしても無理そうなので帰っていいですか?」
と、彼女が言い出した時は、
誰も彼もが、
「チョット、おかしいぞ」
と、思い始めていました・・・。



460 : 本当にあった怖い名無し : 2008/01/25(金) 22:21:29 ID:94eC9EyF0
この書き方って長すぎる?
かいつまんで、要点だけ書いた方が良いのかなぁ?



461 : 本当にあった怖い名無し : 2008/01/25(金) 22:32:11 ID:Hl3xms7a0
>>460
このままでいいと思うよ

続き待ってます


462 : 本当にあった怖い名無し : 2008/01/25(金) 22:34:49 ID:ttRPeHoT0
要するに何が起きたのか、結果だけ書いてあれば十分なんだが。


463 : 本当にあった怖い名無し : 2008/01/25(金) 23:20:10 ID:XAciG84X0
続きが気になる


470 : >>459つづき : 2008/01/27(日) 16:59:19 ID:DetGz0590
皆さんもご想像がついているかとは思いますが
次の日の朝、S・Tは出勤してきませんでした。
電話はしましたが繋がりません。
無断欠勤などしたことがないS・Tでしたので、よほどのことだろうと思い
その日はS・T無しで仕事をしました。
夜にも電話をしてみたのですが、携帯も自宅も繋がらず
その次の日になって、初めて自宅に電話がつながりました。


帰ってから「気持ちが悪い」と言って、布団に入ったS・Tは夜中に、丼に何杯もと言う位の血を吐き
救急車で市民病院に運ばれたそうです。
しかし、市民病院では原因が分からず、国立病院に移送され
そこで、「大動脈瘤破裂」と診断されたそう。

私には知識が無いのですが、石原裕次郎もそれで亡くなったそうで
、動脈の血管が詰まって、コブのようになり、血管が切れる病気だそうです。
病院の医師曰く、
「若い女の子がかかるなんて、物凄く珍しい」
「40代以上の男性がかかる病気」なのだと言うことでした。


彼女は1ヶ月の入院をして胸元を大きく切開する手術を受けました。
退院後は、大事をとって、2ヶ月ほど仕事を休むことにして
電話では明るい声で、
「毎日、カラオケとか行って遊んでいるんです」
と、意外と元気で、回復も順調に感じられました。



471 : 本当にあった怖い名無し : 2008/01/27(日) 17:12:22 ID:DetGz0590
それなのに
手術後、1ヶ月以上過ぎて、
「毎日、遊んでばかりで退屈」と、S・Tは、お店に遊びに着た途端
またもや、体調がその場で、おかしくなり
救急車で緊急入院することに。

今度は「脾臓」という場所が悪くなっていて
摘出する事になったそうです。

その後S・Tの母親からお店に電話があり
「本人が直接、お礼と挨拶に伺いたいのだけれど、もう怖くて店にも行けない
その店舗のスタッフに会うのも、怖いので、お見舞いも遠慮してください」

と言う事で、それきり彼女に、私は会うことが出来ませんでした。

只、風の便りに、彼女は今は元気で結婚もなさったとの事。
私には、直接、霊が見えたとか、声が聞こえたわけでは無いので
「怖い」と言うより、未だに、「不思議」な出来事に思えます。
病院にお見舞いに行ったとき、すっかり痩せてしまったS・Tが
「店長、迷惑かけてスミマセン。でも、お供えをを川に捨てに行ったとき
本当に、男の人が呼んだんですよ」

と言ったのが、未だに思い出されます。


私は、未だに霊の存在には、半信半疑なのですが
これは実話です。長い文章を読んでいただいて、ありがとうございました。



472 : 本当にあった怖い名無し : 2008/01/27(日) 19:32:23 ID:43h2VgH60
>>471
乙でした

なんとも怖くて不思議な話でしたねぇ・・・
そのお店もう一回お払いして貰った方がいいのかも


473 : 本当にあった怖い名無し : 2008/01/28(月) 00:02:47 ID:1goGGkGLO
水差してすまんが、裕次郎と同じ大動脈瘤破裂で吐血はないだろ。食道静脈瘤などの上部消化管出血なら有り得るが。


474 : 471 : 2008/01/28(月) 00:43:56 ID:MiTmsk8q0
>>472
ご心配ありがとうございます。
お店は、その出来事とは関係なく、移転してしまい、今はそこが何になっているのか
私も知りません。
お払いはしませんでしたが、S・Tのことがあってから、
必ず、ドアを開けっ放しにしていて、そのせいか売り上げは順調でした。

>>473
ご指摘、ありがとうございます。
裕次郎の話は、この出来事を聞いたスタッフや本部の人が言っていただけなので
間違った情報かもしれません。
S・T自身から、聞いたのは、「夜中に血を丼3杯くらい吐いた」ということと
「大動脈瘤だって」ということです。
私も、彼女も医学的知識が無いために、聞きかじりで思い込んでしまったのかもです。



475 : 本当にあった怖い名無し : 2008/01/28(月) 02:22:39 ID:OqWYSulRO
そんだけ悪霊なのに、S・Tだけやられて他の人達は大丈夫なのか?
例えば客とかね。


476 : 本当にあった怖い名無し : 2008/01/28(月) 08:32:35 ID:b+0c8sU+O
>>474
真偽なんかどうでもいい。面白かったGJ!
いちいちチャチャ入れないと気が済まない奴らが増えたけど、気にせず他にもなんかあったら書き込んでちょ。


477 : 本当にあった怖い名無し : 2008/01/28(月) 08:39:10 ID:PxWtlHVe0
>>475
ゴミ捨てコンテナに走ってったのがS.Tだった
=振り返っちゃいけないのに振り返ったのがS.Tだけ

だったからなんじゃないの?




実話恐怖体験談 九談目
http://hobby10.2ch.net/test/read.cgi/occult/1194353997/

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【フィンガーさん・ワラズマ】 それは虫などではなく人の指だった。  【その3】

【フィンガーさん】 それは虫などではなく人の指だった。  【その1】  ←前記事 【別窓】 【同窓】
【フィンガーさん】 それは虫などではなく人の指だった。  【その2】  ←前記事 【別窓】 【同窓】



77 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 06:35:46.97 ID:UI2AIrGB0
なんで俺は生きてるのかってことと、フィンガーさんは最後に俺の頬に突き刺さったが、
それまでは優しい霊?だったぞ
と尋ねた。
すると、○家のワラズマは特別なので、
中に何が入っているかは、作った当初から行者以外は誰も知らなかったそうで
開けたのが、行者オリジナルだったからじゃないかと言われた。
でも強力なはずなのに、俺が何事もなく生き残るとか、わけわからんよな。

あと、とりあえずこれだけは弁解しなくてはと
あの部屋には襖があり、最初から開いていたと言ったら、
「四方が壁の部屋にキミが入れた時点で、なんとなくわかっていた。
きっともう、うちのワラズマも寿命だったんだ」
と言われたよ。
それに、人間の恨みがどれほど恐ろしものなのかは身にしみてわかったから、
俺のことを恨む気にはなれない
って、遠い眼をして微笑んでた。



78 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 06:37:04.26 ID:UI2AIrGB0
○家はバブルが弾けて会社が潰れ、負債を抱えて一家離散したんだが、
四男さんは離散した後、兄弟や家族がどうなったか知らないと言っていた。
家族が離散したのは、少しでも降りかかる禍を分散させるために、
意図的にそうしたらしい。
手紙や電話でも、繋がったとみなされ連鎖するので、
いまでも誰とも連絡は取り合っていないそうだ。
そう話してくれた四男さんは、仕事中の事故で両足と左腕がなかった。
障害者になり、自分だけではどうしようもなくなり、
○家とは直接血が繋がらない、ワラズマの恩恵を受けていない親戚に助けを求めたから、
俺は彼を見つけられたみたい。

迷ったが、俺はA子に知ったことを全部報告した。
親には話しづらく、かと言って自分の胸だけに留めるには重すぎた。
A子は実家のほうにワラズマのことを尋ねてくれたんだが、
彼女の先祖は行者ではないし、よくわからんけど祓うタイプの巫女ではないらしく、
そういうものは世の中にいくつも実在するという返事がもらえただけで、
それ以上の新しい情報は得られなかった。



79 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 06:37:55.36 ID:UI2AIrGB0
で、最後に彼女が教えてくれたんだが、
俺の頬につけられたフィンガーさんの印。
これは別に、ワラズマみたいに富や名声を与えてくれるものではなく、
大事故からでも生還できるというものでもない
らしい。
「何があってもこいつだけは祟らない」という目印らしい。
ただし、弱い悪霊除けくらいにはなるとのこと。

あと旅行先で出会った女の上半身。
あれはフィンガーさんかもしれない。
恐すぎて指先なんて見てなかったが、
A子に押されて俺が目の前に飛び出した後のクネクネした動きが
子供の時に会ったフィンガーさんの動きに激似だったような気がする。

ということは、彼女は少しづつ元の人の姿に戻っているんだろうか
って話したら、A子に「私はあの上半身、
いろんな人間の指の集合体みたいに見えた」
って言われてまたビビった。

フィンガーさんは、確かに指一本だったはずなのに。
って思ったけど、必死で思い返すと、
あの部屋で寝ていたときに、最初に聞いた、何かが落ちるような音、
複数だったような気がする
んだよな。
夢うつつだったし、自信はないんだけど。



80 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 06:38:53.25 ID:UI2AIrGB0
で、これを書こうと思ったきっかけなんだけど、
二、三日前に、駅の構内でフィンガーさんを見かけたからなんだ。
仕事の外回り中、電車の中から外をなんとはなしに眺めていたら、
ホームにいた人の肩に止まっている指を一本見た。
電車が走り出す頃には、指は肩から落ちて、
ホームのコンクリートの床を尺取虫みたいに這ってた。
周囲の人は、誰も気がつかないみたいだった。
ただ、遠目からだけど、凄い太かったんで、あれは絶対男性の指だと思う。

ひょっとして、フィンガーさんの仲間はたくさんいるんだろうか?
それともあれは、フィンガーさん集合体の部品だったんだろうか。

ちなみに、俺の職場は都心だ。
でも、○家はぜんぜん違う場所だったよ。



82 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 06:42:37.45 ID:UI2AIrGB0
以上で俺の話は終わりです。
投稿してみたら思ったよりも長い話だったようで申し訳ない。

あの事件以来、最近までオカルト的なものから逃げ続けてきたので
似たような話や、フィンガーさんワラズマについて
なんか情報があれば教えてほしい。



83 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 06:45:45.68 ID:RajfDPZW0
もやっともやっと


87 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 09:45:50.97 ID:ieX8hALW0
誰か>>82の人の話の要約か、面白いかどうかだけでも教えてくれ


88 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 10:18:13.51 ID:e98uVMKK0
・子供のときに出会った指の先だけの姿の怪異が今でも憑いてるらしい
・名前は「ワラズマ」といい守護霊的な働きもするが実はもっと恐ろしいもので
 とり憑かれてる本人に害がないのは気に入られたからなのか出会った時に「何があってもこいつだけは祟らない」という目印をつけられたかららしい
・この「ワラズマ」というのは人工的に作り出した神様的なもので家に富などをもたらすが実は呪術的な感じで怨霊が実態らしい
・これがこの人にとり憑いたせいでもともとこれを祀っていた家は一家離散、とり憑かれた本人のほうは女の上半身をさらに半分にしたような霊に遭遇などの体験、
 巫女の家系の女性に惚れたが憑き物のせいで振らるというエピソードがあったらしい

こんな感じかなぁ


89 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 10:52:54.59 ID:OV2/MeuDO
>>87
正直おもしろくなかった
有名なホラー映画を三流監督がリメイクして作ったB級Vシネマ、って感じ


90 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 11:07:42.69 ID:evkPcVcr0
なんかほんわかして好きだけどなw


91 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 11:10:10.34 ID:9WPNBqRY0
>>82
面白かった!
「ワラズマ」ググっても何も出てこない。


92 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 11:15:34.16 ID:mn1zu5UA0
>>82
乙!面白かった!


93 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 11:32:15.39 ID:b/tzz7kO0
>>82
わりと面白かった
力になれず申し訳ないが聞いたことのない類の話だ


96 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 12:01:23.37 ID:eAgFGLbw0
俺も面白かったなあ!


97 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 12:04:44.73 ID:s6k+SfJI0
ミギー思い出した
なかなかおもろかった


99 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 12:22:54.82 ID:eQtQbOty0
>>82
怖いっ!て訳じゃないけど面白かったwおつおつ


100 : 本当にあった怖い名無し [sage] 2012/01/14(土) 12:39:10.40 ID:T4ecwSic0
>>82
興味深く読ませて頂きました。ありがとうね。


103 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 14:48:29.47 ID:ieX8hALW0
要約してくれた人たちありがとう!
すごくわかりやすかったどすえ


104 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 15:37:31.50 ID:78RN3opT0
ワラズマは夏の怪談本に載るかもね
出版社の仕込み的な意味で


111 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 19:26:35.64 ID:1dsp+4ubO
フィンガーさん、ちょっと好き♪


116 : 82 2012/01/14(土) 21:14:11.46 ID:UI2AIrGB0
ごめん、もう一回だけ。
ちょっとまだ混乱している。今日もフィンガーさんを見かけた。
普通に繁華街の床を這ってた。短くて細めだから、たぶん女性の親指。

迷ったけど追いかけようとしたら、スゲー頬っぺたが痛くなって、
恐くなって止めた。

俺、この前までオカルトっぽいものって、書きこんだ二回しか見たことなかった。
なのに、ここ一週間で二回も見てる。
まだ頬っぺた微妙に痛い。もしかして、あの話、書きこんじゃ駄目だったかも。



119 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 21:27:24.03 ID:Bpv+BrHC0
>>116
なんだよ、実話かよ。


122 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 21:50:32.95 ID:803qRRTSO
>>119
思ってたより反応があったから創作意欲が湧いてきたんだよ


123 : 82 2012/01/14(土) 22:14:46.08 ID:UI2AIrGB0
いや、もう恐いからこれ以上は書かない。それじゃーな。





死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?288
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1326383573/
http://archive.2ch-ranking.net/occult/1326383573.html ←過去ログ置き場




【フィンガーさん・ワラズマ】 それは虫などではなく人の指だった。  【その2】

【フィンガーさん】 それは虫などではなく人の指だった。  【その1】  ←前記事 【別窓】 【同窓】


70 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 06:17:13.22 ID:UI2AIrGB0
そこでハッとして、幼児期に会ったフィンガーさんのことを思い出した。
つーか、それまでなぜかフィンガーさんのことをすっかり忘れていたんだ。
多分気を失って、実家で目が覚めた時にはもう忘れていたと思う。
じゃなきゃ、あんな体験、親に話してただろうし。

すでに長期休み中なので、俺は急いで実家に帰った。
それでオカンに○家のことを聞いてみたんだが
なんだがゴニョゴニョ言って、話が通じない。
それで仕方なく、先日あった事件のことと、フィンガーさんの話を全部した。
女の上半身の話では何寝言言ってるのって感じだったんだが、
フィンガーさんの話に入ると、明らかにオカンの顔が強張った。肩まで跳ねてたし。

話し終えると、しばらく沈黙していたオカンがやっと口を開いた。
○家で俺が倒れた後、散々な目にあったらしい。
最初は、俺が倒れたので、屋敷の人間は全員心配してくれた。
ところが、オカンがそういえばついさっき
俺が変なことを言っていたと内容をこぼしたら自体は一変。
変な指を見たって言っていたと教えたら、屋敷の奥さんが慌ててどこかに走っていき、
その後大騒ぎになった。



71 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 06:19:41.63 ID:UI2AIrGB0
奥さんは、仕事中のはずの自分の旦那や爺ちゃんにまで電話して、
すぐ帰ってくるようにと言った。
それが終わると、なんてことをしてくれたんだとオカンに詰め寄る。
息子が意識をなくしてるこんなときに、
何意味不明のことを言ってるんだと、オカン大爆発。
叩いてもなにしても俺が起きないから、救急車を呼ぼうとしたら、
「無駄だ」と止められたそうだ。

その後、物凄いスピードで帰ってきた○家の旦那たちがそろうと、
オカンは仏間で家の人間に取り囲まれ、事情を説明されたそうだ。

○家には、仏間の隣にワラズマという部屋があるらしい。
なんでも何百年も前からあって、絶対に入ってはいけないんだとか。
ただ、いくつかある規則をきっちり守っていると、
そのワラズマは、家に幸福をもたらす
んだとさ。

たしかに○家は裕福だった。屋敷は、結構田舎の山ん中にあるんだけど、
大きな日本家屋の平屋で、大河ドラマとかに出てきそうな感じ。
で、幼い俺が、その入ってはいけない部屋に入ったっていうんだな。



72 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 06:23:46.28 ID:UI2AIrGB0
で、オカンはますます切れた。
だって、仏間の隣に部屋なんてなかったっていうんだ。
オカンも子供の頃から○家に来ていたので、間違うはずがない。
仏間は四方を廊下で囲まれている。廊下をはさんだ隣の部屋は、どこも普通の部屋。

そう言って怒ったら、よく思い出してみろって言われたそうだ。
廊下にある仏間の壁、不自然じゃないかってさ。
確認してみると、部屋の中から見る仏間の広さと、
廊下からみた仏間の壁の広さがあきらかに合わない。
廊下の壁のほうが、やけに広かったらしい。

どうやらそのワラズマ、たしかに仏間の横にあり、
四方をすべて壁に囲まれているらしかった。
だからオカンはいままで気がつかなかったんだ。
でも、そんな部屋じゃ息子が入れるはずないじゃないかと言ったが
倒れる前に言っていた内容と、直後に壁に穴が開いていたのがその証拠とか言って、
取り合ってくれなかったそうだ。

でも変だよな。
たしかに昔のことすぎて細かい記憶はあやふやだけど、
俺がフィンガーさんを見つけた部屋は普通の部屋だったぞ?
日の光が入って明るいかったし、内装も普通。
そして、ちゃんと襖があって、たしか開いていたはずだ。
じゃなきゃ、いくら俺が小さくても、他人の家の一度も入ったことがない
閉まった部屋に入り込んで寝たりなんてしない。



73 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 06:26:26.25 ID:UI2AIrGB0
ともかく、これから忙しいからとか言われ、オカンと俺は屋敷を放り出されたらしい。
まあ、実際は隣町の大きな病院まで送ってくれて、
お詫びと見舞いだとかで、なんかたくさん持たされたらしいけど。
他のことで手一杯で、帰ってきてから調べてみたら、
渡された物の中には鏡とか、数珠だとか、灰とか、変なものも混じってたらしい。
一番驚いたのは、底に現金が入ったパンパンの茶封筒が入っていたことだそうだ。

困って翌日電話すると「迷惑をかけたからそのお詫びだ」って言われたみたい。
意味不明な物は、ワラズマを開けちゃった人には、あれを贈るのがしきたりとのこと。
そこまでしてくれなくても、俺は病院で大丈夫と言われ、
いまはもう元気に遊んでいると話したら、驚かれたそうだ。

オカンに、いまその○家の人たちはどうしてるのか尋ねたら、
苦い顔して、しばらくしてポソッと事業に失敗して一家離散したって言われた。
「ちょ、え、それって俺のせい?」
って言ったらマッハで頭をはたかれて「そんなわけあるか」と怒られた。
さすがにオカンも気になって調べたらしいんだけど、
大昔から金持だったから○家はザル経営をしていて元から危うく、
普通にバブルが弾けた煽りを食らった
だけみたい。



74 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 06:28:43.69 ID:UI2AIrGB0
ついでに、その時もらった謎グッズと金どうしたのって聞いたら、
謎グッズはしばらくして捨てて、金のことは教えてもらえんかったwww

オカンはその事件以来、すっかり○家とは交流を断ってしまったらしい。
でも、今回のことと絶対関係があると思ったから、
親戚を頼り、俺はなんとかして○家の一人と連絡をつけた。

会って一言目で、「キミが生きてるとは思ってなかった」と言われたよ。
それから、ワラズマのことを教えてもらった。
とはいえ、その人は四男だったから、すべてを教えられていたわけじゃないみたい。

ワラズマは、それ自体が神様なんだそうだ。
でも、その中にいるのは、神聖とは真逆のすごく悪いものらしい。
日本人って、よく怨霊になった人とか祀りたてちゃう癖があるよね。
藤原道真が天満宮の神様になってたり、平将門が祀られてたり。
それのミニチュア版らしい。

ただ恐ろしいのが、そうそう神様にできそうな怨霊なんていないので
人工的に作るんだそうだ。
詳しい作り方は、その人も知らなかったけど
ただ、よりたくさんの材料を使ったほうがよく、自分に敵対する人や、
恨みを持つ人を使ったほうが効き目が凄い
らしい。
上記みたいに濁して言われたけど、意味がわかったとき、俺は心底震えたね。



75 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 06:32:26.67 ID:UI2AIrGB0
あとワラズマ「割らず間」「童間(ワラシマ)」の意味じゃないかって。
最初のほうはわかるが、後ろは意味がわからない。
フィンガーさんは、絶対成人女性の指だったし。

で、その人が覚えているワラズマの規則は、
・必ずその家の仏間の隣に作らなくてはならない。
四方を廊下で囲み、そこは人の通行を制限してはならない。
・むしろ客人には、その廊下を通ってもらったほうが良い。
・ただし、ワラズマのことは、家の者以外に話してはいけない。
・あと、部屋には出入り口を二つないし、三つ作らなくてはならない。



76 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 06:34:18.19 ID:UI2AIrGB0
最後の変だよね。
尋ねてみたら、ワラズマは本来一代、よくて二代くらいにしか効かないものらしい。
けれど○家は元からお金持ちだったので、高名な行者に金を積んで頼み込み、
特別長く効くワラズマを作ってもらった
んだって。
本来のワラズマは、障子や窓などで塞いであっても、出入り口をいくつも作って、
かつ客人にその周囲を歩いてもらわなければならない。

でも、部屋に入られたら術は切れ、中から怨霊が飛び出すという
効き目は凄いが、かなりリスキーな代物だった。
どうやらその行者はワラズマ作りが専門つーくらい慣れた人だったらしく
俺が考えた最強ワラズマ()を、○家に作ってやったらしい。
本来の形と違い、○家のワラズマの四方が壁で塞がれていたのは、そのせい。

で、もうわかってるだろうけど、普通ワラズマを開封した人間は、
誰だろうとすぐ死ぬ
ものなんだって。
なにせ怨霊入りの部屋を開封して、
何十年も閉じ込められていた恨みパワーをもろに浴びるんだもの。






【フィンガーさん・ワラズマ】 それは虫などではなく人の指だった。  【その3】に続く

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【フィンガーさん・ワラズマ】 それは虫などではなく人の指だった。  【その1】

62 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 05:56:54.08 ID:UI2AIrGB0
オカ板ははじめてなんで、なんか間違ったらスマン。
二、三日かけてまとめたら、スゲー長くなってしまったんで
それでもいい人だけ読んでください。

子供の頃に変なものを見た。
遠縁で実際は血が繋がってないんだけど、親同士の仲がいいので
俺は夏休みになると毎年○家に何泊かしていた。
俺はその頃4歳くらいだった。
昼過ぎに遊び疲れて仏間の隣の部屋で寝ていると、側でポタッポタッって音がする。
で、なんかカリカリというか、ズルズルというか、何かが動いている気配がした。

でも眠かったからシカトしていたら、ほっぺたに何かが触れた。
手ではらって見てみると、虫みたいだった。
白くて大きな幼虫みたいなのが畳の上でウゴウゴしている。
男児って虫好きだから、大物ヤッターってなってすぐさま拾ってみた。
でも、なんか先端のほうに堅い部分があるから変で、
寝ぼけ眼で「ん?」ってよく見ると、
それは虫などではなく人の指だった。

血の気がまったくないのか真っ白で、
ほっそりとしていて女性のものだと思う。
でも、床を這ってるからか、爪のあたりは割れてたり黒っぽいものがつまっていて汚い。



63 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 06:02:24.40 ID:UI2AIrGB0
「ウワッ!」ってなって投げ捨てたけど、なんと指は畳の上に立ち上がった。
んで、ピョコピョコ飛んだり、ぶんぶん横に揺れたりして、
コミカルな動きをする。

馬鹿ガキだった俺は「ウッヒョーイ!」ってなったね。
よく覚えてないけど、なんか質問すると、
指は頷くみたいに曲がって応答してくれる。


これはオカンたちにも見せなくては!っと引っ掴んで持っていったら、
移動中に手の中から消えてしまった。
トトロでメイがマックロクロスケ逃がしたときみたいなもんだった。
親に言っても「どうせ寝ぼけてたんでしょ」とか言われてスゲー悔しかった。

で、俺はフィンガーさん(仮名)をなんとしてでも捕まえてやると心に決めて、捜索することにした。
すると、あっさりさっきの部屋で見つかるフィンガーさん。
つーか、キノコみたいに部屋の壁に生えていたw
摘み取って、今度こそとガン見したまま持っていこうとした。
でも、部屋から出ようとすると、なぜかフィンガーさんは
ニュルンと手から飛び出て元の部屋に戻ってしまう。

必死になった俺はかなりの時間をかけて、いろんな場所から持ち出しに挑戦してみた。
襖からは駄目。窓は俺の背では越えられない。



64 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 06:04:58.61 ID:UI2AIrGB0
どうしようか考えていると、フィンガーさんが襖がある壁の角のほうに這って行った。
畳の上で跳ねているので、側の壁を見てみると
土壁の古い屋敷だったので壁と壁の間に隙間ができている。
でもさすがに指は通りそうにない隙間だったが、幼児の俺は
フィンガーさんを思い切りその隙間に差し込んだったww
フィンガーさんはかなりの時間モゾモゾして、なんとか壁ぬけに成功。
廊下に出て、床に落ちていたフィンガーさんを回収した。

これで俺を馬鹿にしたオカンを見返せる!と
フィンガーさんを連れて行こうとすると、廊下でまたニュルンと手から逃げられた。
慌ててもう一回捕まえようとすると、
いままで友好的?だったフィンガーさんがいきなり飛びかかってきて、頬を引っ掻いた。
驚きと痛さで俺号泣。だってほとんど垂直に刺さったみたいだったもん。
泣き声に驚いて、誰かが廊下の奥から駆けつけてくる。
すると、まだ俺の肩にいたフィンガーさんが、慰めるように怪我してない頬を撫でてくれた。
そうこうしているうちに、オカンと家の人到着。
で、オカンの顔を見たら、なんか知らんが急に眠たくなってぶっ倒れる俺。



65 : 本当にあった怖い名無し [sage] 2012/01/14(土) 06:07:22.06 ID:UI2AIrGB0
次に目が覚めた時には自分の家で、翌日になっていた。
予定ではもう少し○家にお泊りするはずだったけど、子供なので不思議に思わず
それ以降、一度もその家には行かなかったけど、特に好きでもなかったから気にせず。

で、俺が大学生になった頃だ。
俺はサークルの後輩A子に一目惚れした。
喪だったけど、とにかく好きだったので猛アタックしたけど、とにかく逃げられる。
告白して断られるとかではなく、会いに行こうとするともうA子がいないんだ。
なんとか会えても、ひきつった顔で逃げ腰で、もう告白どころじゃない。
喪だからアタック方法間違えちゃって、気持ち悪がられたかなと俺涙目。
そのうちA子はサークルにも来なくなっちゃった。
友人を通じて、悪気はなかった、もう関わらないようにするから、
俺のせいでサークル止めるとかはしないでくれって伝えて、なんとかA子も顔出すようになった。

その一年後くらい。長期休み中に、サークルで恒例の旅行をすることになった。
歴史系サークルだったもので、主に城とか神社巡りw
でも歴史が好きなやつ半分、ただの旅行サークルとしてキャッキャしたいやつ半分だったので
温度差が酷い。
とある史跡を見て回っている途中に、キャッキャ組がはぐれてしまった。
携帯に電話しても、計画的犯行なのか誰も出ない。



66 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 06:09:03.24 ID:UI2AIrGB0
仕方がないので、時間を決めて、真面目組もばらけていないやつを探すことになった。
サボって遊びたいなら、たぶん簡単に見つからない場所にいるんだろうなと思ったので、
俺は敷地の中でも人気がないほうへ行ってみた。
と、生垣の角を曲がったら、好きだったA子と鉢合わせ。俺、心の中で号泣。
サークルには普通に来るようになったけど、いまだにA子からは避けられてたからね。
アウアウしていると、側から野太い悲鳴が聞こえてきた。

駆けつけると、石碑の側で、サークルのやつ数人が地面にへたり込んでいる。
やつらの視線の先を見て、俺はビビったね。
女の上半身をさらに半分にしたようなやつが、地面でウゴウゴしている。
なんつーの、綺麗に刃物で切った感じじゃなく、
轢かれて壊れたマネキンみたいなのだった。
胴体は胸のあたりまでしかなく、顔は割れたみたいに顎までしかなくて、左腕も肩近くで崩れている。
恐すぎて、喉からヒッって音しか出なかったよ。
サークルのやつらは完全に腰を抜かしてた。
すると、女の上半身が、唯一ちゃんとある右手を使って這い、こっちに来ようとし出した。



67 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 06:10:08.01 ID:UI2AIrGB0
凍りついたまま、逃げようかどうしようか迷う俺。
そうだ、A子だけは連れて逃げなきゃ!とか考えていたら、
急にA子に腕をガシッと掴まれた。
凄い勢いで、サークルのやつらの前に連れてこられる。
抵抗しようと踏ん張ろうとしたら、
A子に背中突き飛ばされて、女の上半身の前に倒れこんだ。

いくら嫌いだからって、この仕打ちはないだろwww
と思ってマジ泣きしそうになったら、急に眼の前の女上半身の動きが止まった。
短い胴で立ち上がって、ピョコピョコ飛んだりくねくねしたり。
「へっ?」って思っているうちに、女は穴に潜り込んだモグラみたいに、
地面にひゅっと吸い込まれて消えちまった。
消えた地面には穴なんかなかったけどね。

次に気がついたのは、その地域の病院のベッドの上だった。
どうやらあの後、A子以外は全員気を失って、救急車で運ばれたらしい。
幸い、目が覚めると全員すんなり返されました。



68 : 本当にあった怖い名無し 2012/01/14(土) 06:15:02.91 ID:bxKcyWsaO
手っちゃんを思い出したオレは若くないが今時の奴らはアダムスファミリーを思い浮かべるだろうな


69 : 本当にあった怖い名無し [sage] 2012/01/14(土) 06:15:43.28 ID:UI2AIrGB0
その後、A子と二人きりの時に話を聞かされた。
彼女は、先祖がシャーマンつーの?巫女さんみたいなのだそうで、霊とか見える人らしい。
ただし、そんなに力は強くないと言っていた。
その彼女いわく、俺はやばいものに守られている。
憑かれているんじゃなく、守られているんだそうだ。
なので、並みの悪霊くらいじゃ太刀打ちできないらしく、
あの場を切り抜けられるのはこれしかないと、
俺を霊の前に突き飛ばした
んだそうだ。
A子もテンパっていたらしく、あのときのことは謝罪された。

あと、サークルで俺を避けまくっていたのは、
俺を守っているやばいものがどうにもA子の体質に合わず、
俺自身が嫌いだから避けてた
とかそういうことじゃないと言われた。

守られているったって、俺はこれまでの人生で、なにか特別良いことがあったわけでも、
九死に一生を得たことがあるわけでもない。
そう言ったがA子は「そういう意味で守られているわけじゃない」と言う。
あと、なんか頬っぺたに印をつけられてると言われた。





【フィンガーさん】 それは虫などではなく人の指だった。  【その2】に続く

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今まさに死んでいく人間は その死のまぎわに生きた人を道づれにして冥土に旅立ってゆくことができる

272 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/01/24(木) 16:25:28.13 ID:2E929YRB0
漫画家の水木しげるが書いた「のんのんばあ」の話に「引っぱる」というのが出てくるが
数十年前まで俺の住んでいた地方でもこれに似たことがあったんで書いてみる
当時自分はまだ小学生だった
「引っぱる」というのは今まさに死んでいく人間は
その死のまぎわに生きた人を道づれにして冥土に旅立ってゆくことができる
というような話

うちは四国の山奥の集落だったんだが、当時90過ぎのひいばあさんが肺炎になった
ひいばあさんくらいの年代は意地の強い人が多くて、前日まで腰を曲げて畑に出ていた年寄りが
明くる日ぱたっと倒れて亡くなってしまうなどということがよくあったらしい
長く寝たきりになって家族の世話を受けるという人は不思議と少なかったという
当時は自宅療養と往診が当たり前で、入院先で亡くなるということも年寄りでは珍しかった



273 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/01/24(木) 16:25:59.72 ID:2E929YRB0
ひいばあさんも肺炎と診断されてから1週間もたたずに死んでしまった
寝ついたという話を聞いて、近隣のばあさん連中がわらわらと訪ねてくる
それも夜陰にまぎれるという感じで
ばあさんらは普段は夕飯を食うともうひっこんで寝てしまうんだが
夜の9時過ぎ頃に見舞いと称して野菜などを持ってきては病人の枕元で長いこと話し込んでいく

ひいばあさんは熱も咳もあって話ができるような容態ではないんだけど
それもかまわず病人に向かって「下の郷の○○婆を引っぱってくれ」のようなことをくどくどと頼み込む
その○○婆にどんなひどい仕打ちをされたかなどのこともいっしょに
これらの声はひいばあさんが寝かされてる部屋から逐一聞こえてくるんだが
頼む方はそういうことも気にしてられないというくらい熱心だった

その頃はまだ一家を仕切っていた自分のじいさんはあまりいい顔はしてなかったが
ここらの集落の風習みたいなもんだから仕方がないという感じだった
ひいばあさんの葬式を出して3ヶ月以内に、集落の年寄りが2人亡くなった
そのうちの1人は間違いなく、ひいばあさんが引っぱってくれと頼まれていた対象だった
ただしその人は70過ぎだったんでたまたまなのかもしれず、引っぱりの効果かどうかは何とも言えない
 


274 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/01/24(木) 17:55:26.67 ID:/HiBjcav0
>>273
リアルで不気味…!!(((;-_-(-_-;)))
ムラ社会では、昔からそういうことがあったんだろうね

「誰が何を頼みに来た」ということは漏らさない、という
暗黙のルールもあったの?


275 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/01/24(木) 18:56:03.72 ID:28Z5MEM90
引っ張り合い、か。すごくいいね。


276 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/01/25(金) 11:20:21.65 ID:WSznFeY70
>>237
面白いお話アリガトン(・∀・)!




土着信仰や風習に関する怖い話貼ってけ。
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1333464457/


【狗神】 自分もいってみたが、土台の土に頭蓋骨が見える。 ただし人間のではなくて動物のもののようだ。

831 : 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 17:37:25.03 ID:FS5WQPeV0
この間解体の仕事をしていて奇妙なことがあったんで書いてみるよ。
うちらは建設会社だけどその筋ともつながっていてある程度ヤバイ仕事も受ける。
これもそんな方面からあった話で、要は古い一軒家の解体だ。
ここは地方都市なんだが、その現場はある会社の社宅のように使われていたということで、
2~3年で住人が入れ替わっていたらしい。
元が蔵だったのを改築したもので、平屋でキッチンと和室二間しかなく、
家具類もいっさい事前に運び出しておくということだったんで、簡単な仕事だと思ってた。
現場を見ると重機を入れるまでもなさそうだったが、
費用はいくらかかってもかまわないということだったんで、実際これはおいしい仕事だ。
ところが条件がついてたんだな。
それは内装をはがしたら外装に移る前に床下をさらってくれという作業手順の話、
もう一つ、外部の人間を一人入れてくれということだった。
あとはその人間にあれこれ尋ねたりしないで好きなようにやらせることと、
現場で見たことは口外しないこと。



832 : 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 17:38:25.04 ID:FS5WQPeV0
作業日になって、依頼主の会社の立会人といっしょに来たのは30代くらいのスーツの男だった。
ひどく華奢な体格をしていて色白だったんで工事関係者ではなさそうだったが、その筋の人間にも見えない。
その男はワゴン車から大きなボストンバックを抱えて現場に入ってきて、ヘルメットの着用を断った。
まず数人の手壊しで内装の木部を外して外で分別する。
それからしっくいの壁は最後に重機でやることにして、
言われたとおり畳をはがして床下を解体してしまうことにした。
男はだまってじゃまにならないよう玄関で見ていたが、
4畳半を終えて6畳間にとりかかろうとしたときにボストンバックを開けて、
マスクと四合瓶に入った白濁した液体、
それから金箔を貼ったと思える真ん中に持ち手があって両側が尖った奇妙な道具
を取り出した。
バールで床板をはがしていったが、その部屋だけかなり厚い板を使っていてしかも他の場所より新しい。
そのとき部屋の隅のあたりをはがしていた若い作業員が「あっ!何だこれっ」と声を上げた。
すると男がさっと近づいていって下をのぞき込んだ。
自分もいってみたが、土台の土に頭蓋骨が見える。
ただし人間のではなくて動物のもののようだ。



833 : 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 17:40:02.86 ID:FS5WQPeV0
さらに動物の口の前には白い小皿、それから気味の悪いことに頭蓋骨の30cm先のあたりに、
額に入った白黒写真が下のほうを土に埋めるようにして立てかけてあった。

男はマスクをして革靴のまま床下に降りてその額を回収し、写っているほうを腹におしつけて上がってきた。
すぐにボストンバックに入れてしまったんでよくは見えなかったが、
ちらと目に映ったかぎりでは、時代がかった和服の女性の全身像のようだった。
額の裏には墨で「大正十一年夏」と書かれていた。
男はもう一度床下に降りると、頭蓋骨の前の小皿に瓶の液体を注ぎ込むとマスクを外し、
金色の道具をポケットに入れ、両手の指を組み合わせ聞き取れないくらい低い声で呪文のようなものを唱えだした。
それは20分ほども続いたんだが、自分らはあっけにとられたように黙って見ていただけだ。
男は最後にフーッという感じで強く息を吐くと、
ポケットに入れていた道具の尖った先で頭蓋骨の天辺を突いた。
長い年月でかなりもろくなっていたらしく卵の殻のように簡単に破れて穴が開いた。
男は口を開いて「これで私の領分は終了ですが、お願いがあります この頭蓋骨の下に体の骨があるはずです。
多少壊れてもかまいませんが、なるべく残さないように掘り出してください。
でないとこの場所が善用できなくなります」
と不可解なことを言った。



834 : 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 17:40:03.79 ID:nzD3jYVH0
ふむふむ


835 : 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 17:41:52.89 ID:FS5WQPeV0
自分らはシャベルを使って丁寧にまわりから掘ってみたが、
驚いたことに頭だけではなく全身が埋められていたんだな。おそらく1m以上の動物の骨が出てきた。
犬かと思ったが正確なところはわからない。
男が出てきた骨をざっと土をほろって、皿と一緒にバックから出した黒いゴミ袋に入れたからだ。
それが終わると男は「もう二つばかりお願いがあります。骨の真上にあたる天井裏に小さな香炉があるはずです。
それはいらないのでそちらで処分してください。それから今車から炭を出しますので、地ならしのときに
骨のあった場所に埋めてください、
お願いします。私はこれで戻りますから」
と事務的に言った。
それで男は帰っていったんで、あとは屋根裏の木部とトタンをはがして重機を使って一気に仕上げる。
屋根裏からは男の言ったとおりごく普通の形の香炉が出てきたんだが、
材質が緑の石製で、素人でよくわからないがヒスイというものじゃないかと思えた。
高価な品ならもらっちまおうかと一瞬思ったが、一連のことを考えると気味悪いんで廃棄処分にまわした。



838 : 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 17:45:16.05 ID:FS5WQPeV0
これで終わりだが、後日談が二つある。
一つはこの仕事のことがあとあとまで気になっていたんで
ホントはしないほうがいいんだろうけどいろいろと探った。
わかったのは、その家は確かに会社の社宅だったんだがそれは誰でも名前を知ってる大会社で、
その町には社員寮が別にある。
解体した家には主に家族連れの若手社員が入っていたそうだが、
2~3年の赴任期間に、その社員自身か家族の誰かが亡くなっているということ。
もちろん犯罪性のない病気や事故で、自殺もない。
小さな子どもがトラックに轢かれた事故もあったようだ。
もう一つはこの3年後、参院選挙があったときにある保守候補の選挙事務所に出向いたとき、
ばったり解体作業のときに来ていた男と出会ったこと。
男はどうやら候補のの地元秘書をやっているようで、自分の顔をみるとちょっと驚いたような表情をしてから、
ニヤッと笑い「へええ、この間はどうも。ご健在でしたか、これは何よりです。あの香炉は処分なさったんですね。
いやあ誠実に仕事をするのが何よりで。おかしなことを考えてたらお命がなかったかもしれませんよ。

男は前とは違う屈託のない声でそう言うと「投票よろしくお願いします」とつけ加えた。
どうやら世の中には知ってはいけない領域があるみたいだ。
これで終わり、文章が下手でもうしわけないね。



839 : 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 17:48:30.64 ID:+Mtl+Zly0
いやぁほんのりと怖い



840 : 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 17:49:34.39 ID:+Mtl+Zly0
いやほんのりどころじゃないか
口封じされてたかもしれないんだもんな


841 : 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 17:54:04.09 ID:ebasyZJ0i


ちょうどいい怖さ


842 : 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 17:55:14.28 ID:cXExWMzKO
>>831の話が実話だとして

>現場で見たことは口外しないこと

かな~り詳しく大々的に口外してるが大丈夫か?
あ、いや、オカルト的にではなくて社会人としてw


843 : 本当にあった怖い名無し  2012/12/01(土) 18:00:33.96 ID:7thdETzoO
>>838
いやほんのりどころかすごい話だったわ。
しかも後で当人とばったり出会ったのも ガクブル…。


845 : 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 18:47:14.73 ID:bo9OQcvP0
欲に目が眩んで香炉を手元に残しておくと関わった連中に災いがあるとか、か?
そっちの方が好都合だったんだろう


847 : 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 21:23:23.03 ID:jBNVcRxB0
>>838
ほんのりどころじゃなく怖っ!(((((;゚Д゚)))))
つかそれ確実に狗神だろ・・・
その秘書は誰かを生け贄にして完全に狗神との関係を絶つつもりだったのか?
狗神より生きてる人間の方が怖いというお話でしたね


848 : 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 21:39:31.95 ID:Un3Epu6D0
その家は呪いの実験場で、その男はできあがった呪いの塊を持ち出したんじゃね



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ほんのりと怖い話スレ その89
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