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全身に鳥肌が立って、直感で「ここはいかん」と思いました。

767 : 1/3 2013/01/27(日) 20:02:52.94 ID:T/owotL20
怖い、というか薄気味の悪い話なんですが、私が数年前に経験したことをば。

当時、私はフランスに留学をしておりました。
皆さんご存じの通り、欧州って地震がないので、古い建物が多いんですよね。
私がアパートを借りていた建物もその例に漏れず、かなり年季の入ったものでした。
6階建てで、中も外もリフォームされており、見た目はとても綺麗でした。
私見ですが、所々のインテリアを見るに、築70年は越えていただろうと踏んでいます。

まあそれはともかく、その建物。

ごくごく普通の建物で、住人も多く、別に幽霊が出るとかポルターガイストが起きるとか、
その手の怪奇現象は一切ありませんでした。

ただ、建物の古さに相応しい、すごくヴィンテージなエレベーターがありました。
外は緑色の扉で、内側には温かみのある木材の壁と、大きな一枚鏡。
西欧特有の、とてもお洒落な、時代を感じさせる逸品でした。

しかし、使うにはちょいとばかし古すぎる!w 使うのをためらうレベル。

細かい震動とともに、ぎしぎしと揺れるエレベーターの中で、ウィウィウィウィ……という
頼りないモーターの音を耳にすれば、誰だって不安な気持ちに駆られるでしょう。
まあアパートが五階だったんで、私はなんだかんだで毎日使ってたんですけど。



768 : 2/3 2013/01/27(日) 20:03:37.24 ID:T/owotL20
さて、前置きが長くなりましたが、変なことが起きたのはこのエレベーターです。

その日、私は買い物に出かけようと、部屋を出てエレベーターに乗り込みました。
五階から一階までは、体感で十五秒ほどでしょうか。
乗っている間、扉の反対側の鏡で身だしなみをチェックするのが習慣化していたので、
その時も何とはなしに、鏡を見て髪をいじっていました。

それから十秒ちょっと、エレベーターは一階に着いたのか、静かに止まりました。

しかし、待てども待てども扉が開かず。
一階のボタンを押したり、開くボタンを連打したりしても、反応なし。
いかん、閉じ込められたか、と思いました。とうとう壊れたか、とも。

私の未熟な仏語で管理会社に通報せにゃならんのか……、と戦々恐々としていると、
ガゴン! とエレベーターは一度大きく揺れ(この時かなりビビった)、
そのまま何事もなかったかのように、ウィウィウィウィ……と再び動き出しました。


下に。

え、なんで? と疑問に思ったのを憶えています。エレベーターのボタンには
地下階の選択肢はありませんでしたし、そもそも一階に着いてたんじゃなかったの、と。

ただ、地下には管理人用の施設(?)があることは知っていたので、おそらくは誤作動で
地下に行くことになっちゃったのだろう、とその時私は勝手に納得しました。

多分、それから数秒もしなかったと思います。
エレベーターは再び大きく揺れて止まり、ガラガラガラッと扉が開きました。
そこにあったのは、予想していたのとは全く違う空間でした。



769 : 3/3 2013/01/27(日) 20:06:09.74 ID:T/owotL20
まず、暗い。ホントに真っ暗闇。明かりが一切ない。

そして次に、広い。具体的にどれほど広いか見当もつきませんでしたが、
エレベーターの光に照らされる範囲には、何も見えるものはありませんでした。
ビビりながら外に出て、周囲を見回して、それが間違いではないことは確かめました。

少なくとも、地上一階から数秒、エレベーターで降りたところに存在できるような
広さではありませんでした。体育館とかそういうレベルじゃなかったです。

極め付けに、寒い。物凄く寒い。まるで冷凍庫のようでした。
当時は冬だったんですが、それにしても異常なほど寒く、息が真っ白でした。

もう、全身に鳥肌が立って、直感で「ここはいかん」と思いました。
ダッシュでエレベーター内に戻り、泣きそうになりながら一階のボタンを連打しました。
ホントは怖すぎて扉だけでも閉めたかったんですけど、海外の古いエレベーターは大概
閉めるボタンついてないもんですから……

そして、この時ふと、横から視線を感じてしまいまして。
何とはなしに、ちらっと鏡を見てしまったんですよ。
そしたら真っ黒な人が映ってました。

なんというか、影とか、そういう黒い人じゃなくて、普通に黒人でした。
肌はかなり浅黒く、坊主頭で、ヒゲがもじゃもじゃに濃い人でした。

それが、エレベーターの入り口に立ってたんです。
あと一歩で中に入ってこれる、くらいのところに。真顔で。



770 : 4/3 2013/01/27(日) 20:09:05.06 ID:T/owotL20
鏡越しに目があって、完全に硬直してしまいました。
驚くとかビビるとか、そういうのを通り越して、呆気に取られたのを憶えています。
本当に(゚д゚)←こんな感じで、私は一言も発せず、彼と鏡越しに見つめ合いました。

時間間隔がマヒしてたので、どれだけそうしてたのか憶えてないんですが、
やがてガラガラッと扉が閉まり、私と同様に微動だにしていなかった黒人は
そのまま扉の向こう側に消えて見えなくなりました。

そして、再び大きく揺れたエレベーターは上に動き始め、気が付けば、私は一階の
エントランスに立ってました。

はっと気が付いたあとはもう、気味が悪くて買い物どころではなく、またエレベーターに
乗れるような気分でもなかったので、階段で自分の部屋に戻り、
あとはずっとベッドに潜り込んで次の日まで震えてました。
体が凍えて、暖房をつけても毛布をかぶっても、物凄く寒かったです。

その後、建物の管理人さんに聞いてみたんですが、確かに地下室は存在するものの、
狭いコンクリ造りで、電源管理(?)の機械ぐらいしか置いてない、
とのことでした。
また、この一件以来もビビりながら何度もエレベーターには乗ったんですが、
再びあの空間に行くことはありませんでした。

結局、あの空間が何だったのかも、あの黒人が誰だったのかも、分からず仕舞いです。

オチも何もない数年前の話ですが、今度再びフランスに旅行に出かける予定なので、
ふっと思い出して書き込んでみました。

私の平凡な人生の中で、唯一経験した不気味なことです。ホント何だったんですかねアレ。



771 : 本当にあった怖い名無し 2013/01/27(日) 20:10:25.12 ID:T/owotL20
あとすみません、思ったより長くて3/3じゃ収まりませんでした……


772 : 本当にあった怖い名無し 2013/01/27(日) 21:09:13.78 ID:1vvjYz2MP
ほんのり怖いですね



ほんのりと怖い話スレ その91
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1359646553/
http://archive.2ch-ranking.net/occult/1357447719.html ←過去ログ置き場

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